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午後23時、アメリカ南部にて
アメリカのテキサス州ヒューストンに駐在する筆者が当地にて感じた様々な事柄をお伝えします。
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2つのテキサス
テキサスに来てから早4ヶ月が過ぎたのだけど、未だに驚かされるのは、「2つのテキサス」とでも言うべき、テキサスでの徹底した二言語政策だ。公共施設の掲示や館内放送、道路標識から、店頭での商品説明、果ては日用品の注意書きに至るまで、英語とスペイン語が併用されている。

例えば、これは非常食用のカップ焼きそばの表面で、さすがに、「水を入れて電子レンジで4分」という料理方法は英語がわからないラティーノでもわかる気がするものの、真面目な国民性故か、東洋水産は自社の商品であるマルちゃんに詳細な二言語での商品説明を行っている。

Houston-20130210-00342 (5)



現代アメリカの多様な人種状況を認識しつつも、「アメリカは圧倒的に英語の国」という意識を持って当地に来た僕にとっては、この状況は衝撃的だった。しかし、アメリカ人の友人に「メキシコ北部、テキサスへようこそ!」といった冗談を言われるなどの経験を経て段々と認識を改めることになる。よくよく考えてみれば、統計上もヒューストンではラティーノの人口が約4割を占める。約25%を占める黒人も含め、日本の感覚で「マイノリティー」と呼ぶには、余りに人口上のインパクトが多いのだ。

折りしもテキサスから遠く離れたワシントンでは最近、オバマ政権が移民法の改正を熱心に議論している。自分は未だにアメリカの移民政策を論じるには知識不足過ぎて、より踏み込んだ議論はまたの機会にできればと思うのだけど、アメリカの移民政策は全体として、1986年の移民法改正以来、現実として存在する非合法移民(90%がメキシコ系を言われる)に対して、一定の条件下での合法化など、法律を現実に合わせることで、どう社会の調和と安定を保っていくかという方向を歩んでいると思う。そうした政策面での動きは当然、より日常的な活動にも影響を与える。

そう思って30年弱の社会的な試行錯誤の結果として眺めると、このカップ焼そばのふたもそれなりに感慨深い。その感慨には、スペイン語の授業の結果として、英語とスペイン語が同じことを意味していることを僕が認識できることも影響しているのかもしれない。

日本からは見えにくかったアメリカの変動の一定部分を代表していると思えるテキサス、その中心ヒューストン。これからもこの土地の行方を見つめていきたい。
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アメリカのテキサス州ヒューストンに駐在する商社マンです。

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