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午後23時、アメリカ南部にて
アメリカのテキサス州ヒューストンに駐在する筆者が当地にて感じた様々な事柄をお伝えします。
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韓国10倍、中国100倍の法則
かれこれ4年前の2009年、長期出張でアフリカ各地に出張していた頃、現地の人にアフリカ在住の日本人の人数を聞いた時にしばしば、「日本人はアフリカ全体で1万人程度だけど、韓国人はその10倍の10万人、中国人はその10倍の100万人はいるんだよ」との答えが返ってきた。そうした答えはおそらくスケール感をわかりやすく表したもので、実際の人数とは誤差があるのだろうけど、まだ今ほどアフリカが注目されていなかった当時でさえ、驚くほどの小国にすら広がるサムスンやLGの販売網や、アフリカの都市の郊外によくある中国人の建設労働者の住宅村を見るにつけ、そうした10倍ごとの人口関係があってもおかしくないと思わされたものだった。

とはいえ、そうした東アジア出身者における人口の差異は、新興国であるアフリカに特有のものだろうと思っていたのだけど、最近聞いた話では、この「韓国10倍、中国100倍の法則」とも言える状況は、ヒューストンやシカゴなどの当地アメリカの地方都市にも当てはまるらしい。

ヒューストンの場合、日本人の人口は在留登録等の統計上2000人程度であるけれど、韓国人はその10倍の2万人、中国人はその100倍の20万人いると言われている。そしてそうしたスケール感は、ヒューストンの街の風景を眺めれば、決して的外れには思えない。

日本の場合、日本食専門のスーパーとして、大同というお店が一軒だけあり、日本食が手に入るという意味では涙が出るほどありがたいお店なのだけど、店舗の規模でいえば、コンビニ程度の規模となっている。

それが韓国となると、郊外のコリアンタウンと呼ばれるエリアに、H Martという巨大なスーパーがあり、韓国の食材だけでなく、日本の食材もある程度取り扱っているので、僕もよくお世話になっている。

hmart.jpg

そして中国。コリアンタウンの場合は、僕の認識上、韓国資本の店が多いエリアを慣習的にコリアンタウンと読んでいるだけで、実際に韓国人が集住しているエリアがあるわけではないと思われるのだけど、中国人の場合は、ヒューストン南西のBellaireという地域の周辺に、食品店、レストラン、美容院、銀行など、圧倒的な規模の中国系の商店が広がるチャイナタウンがある。

もちろん韓国人や中国人の場合、日本人とはヒューストン在住の性格が異なっていて、日本人のほとんどが数年間の短期滞在を目的とした駐在員であるのに対し、韓国人の少なくない割合、中国人のより大きな割合がアメリカへの永住を目的にヒューストンに滞在している。

特に、中国人の場合は、CASPという言葉が生まれるくらいアメリカ社会への適応にとても熱心だ。CASPというのは、WASPをもじった言葉で、WASPがWhite Anglo-Saxon Portestant(白人で、アングロサクソン(この場合は広くイギリス系を指す)で、プロテスタント)を意味して、20世紀半ばまでの典型的なアメリカ人の特徴を指していたのに対し、CASPの場合は、Chinese Anglo-Saxon Protestant(中国人ではあるけれど、アングロサクソン的な価値観や生活様式を理解していて、プロテスタントであるとてもアメリカ的な人たち)を意味している。もはやイギリス系のアメリカ人と見分けがつかないくらい、アメリカ文化の受容に積極的、というわけだ。


本国同士では決してうまくいっている事ばかりではないけれど、ヒューストンでは違いよりも、外見や食文化などの類似性の方が目立つ東アジアの隣人たち。同じ太平洋を超えて頑張っている者同士として、彼らから学ばなければいけないことは多いとつくづく思う。





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アメリカのテキサス州ヒューストンに駐在する商社マンです。

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